サンズが28年ぶりのファイナルに王手 クリッパーズとの接戦を制して3勝1敗

[ 2021年6月27日 13:14 ]

クリッパーズのジョージとリバウンドを争うサンズのポール(AP)
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 NBA西地区決勝は26日にロサンゼルス(カリフォルニア州)で第4戦を行い、第2シードのサンズが84―80(前半50―36)で第4シードで地元のクリッパーズを下して3勝1敗。28年ぶり3度目のファイナル進出に王手をかけた。

 サンズは第3Qの序盤で最大16点をリードしたがこのクオーターの終盤から第4Qにかけては苦戦。第4Qの開始22秒、この日25得点を挙げたデビン・ブッカー(24)のシュートで71―66としたものの、ここから5分15秒間はシュートを連続10本外してノースコアとなった。残り1分5秒には得点源のブッカーがオフェンスでのチャージングをコールされて6反則で退場。しかし18得点と7アシストを稼いだクリス・ポール(36)が残り7秒からのフリースローを6本中5本決めて最後まで一度もリードは許さなかった。

 センターのディアンドレ・エイトン(22)は19得点の22リバウンド(うちオフェンス9)、ミカル・ブリッジズ(24)は6得点ながら13リバウンドと2ブロックショットを記録。お互いのフィールドゴール成功率が30%台(サンズは36・0%、クリッパーズは32・5%)となるディフェンシブなゲームを粘り強い戦いで制した。

 カワイ・レナード(29)が膝の故障で6試合連続で欠場したクリッパーズは第4Qの1分53秒、6分0秒、7分3秒、11分47秒と4度1点差に迫ったが、要所ではサンズ同様にシュートの精度を欠いて惜敗。ポール・ジョージ(31)が23得点と16リバウンド、レジー・ジャクソン(31)が20得点を挙げたものの、今季リーグ1位だった3点シュートの成功率(41・1%)は16・1%(31本中5本)にまで低下した。

 なお第5戦はサンズの地元フェニックス(アリゾナ州)で28日に行われる。

 <西地区決勝の結果と日程>
 ▼第1戦(20日=フェニックス)〇サンズ120―114●クリッパーズ
 ▼第2戦(22日=フェニックス)〇サンズ104―103●クリッパーズ
 ▼第3戦(24日=ロサンゼルス)〇クリッパーズ106―92●サンズ
 ▼第4戦(26日=ロサンゼルス)〇サンズ84―80●クリッパーズ
 ▼第5戦(28日=フェニックス)
 ▼第6戦(30日=ロサンゼルス)
 ▼第7戦(7月2日=フェニックス)
 *日付は現地時間。第6戦以降の実施は結果次第

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