柔道五輪代表・永瀬貴規 コロナ禍で本の虫に、内田篤人氏著書に感銘

[ 2020年9月15日 17:30 ]

オンライン取材に応じた永瀬貴規
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 柔道の東京五輪男子81キロ級代表の永瀬貴規(26=旭化成)が15日、オンライン取材に応じ、コロナ禍の自粛期間中に“本の虫”になったことを明かした。

 練習やトレーニングが満足にできない時期に「あまり読んでこなかった。考え方、発想を増やす一つの手段」として取り組んだのが読書。さまざまなアスリートや指導者の著書を読んだが、最も心を打ったのが先日引退したサッカー元日本代表の内田篤人氏の著書「僕は自分が見たことしか信じない」だったという。17年の世界選手権で右膝の大ケガを負った自身と同氏を重ねる部分もあり、「共感する部分があった。折れてはいけない部分では信念を貫き通すことが書いてあった。見習わないといけないと思った」と話した。

 7月から段階的に練習強度を上げ、現在は拠点にしている母校の筑波大で通常通りに稽古を行っているという。久しぶりに柔道着を着た時は「自然と笑みが出た。改めて柔道が好きだなと思った」というほどの練習の虫。1年延期となった五輪本番に向け、新たな技の習得にも取り組んでいるといい、「五輪優勝は昔からの夢であり、今の目標でもある。日本代表としての使命でもあるので、金メダルを必ず獲りたい」と決意を新たにしていた。

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2020年9月15日のニュース