【20歳の浅田真央】全日本で復調兆し「一発勝負に強いのを思い出した」

[ 2020年9月15日 07:30 ]

10年12月の全日本選手権でフリー「愛の夢」を演じる20歳の浅田真央さん(撮影・吉田 剛)
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 フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪銀メダル、世界選手権3度優勝の浅田真央さん(29)が、9月25日に30歳の誕生日を迎える。

 20代最後の演技となった8月30日の「浅田真央サンクスツアー」栃木公演後に、「20代はホントに色々な経験をしました。乗り越えなければならない壁がたくさんありましたが、自分なりに乗り越えてきました」とコメント。何を経験し、どんな壁を乗り越えてきたのか。節目の一日を前に、印象的な言葉とともに浅田さんの20代を振り返る。第1回は20歳。

 20歳で臨んだ10―11年シーズンは、試練の連続だった。新たに佐藤信夫コーチに師事し、ジャンプを基礎から見直したが、なかなか成果は上がらなかった。GPシリーズNHK杯8位、フランス杯5位。苦しい状況を打破したのは、10年12月の全日本選手権だった。ショートプログラム(SP)で、このシーズン初めて代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めた。

 「全日本はすごくいい演技ができるという自信と、今までやってきた自信と、一発勝負に強いのを思い出した」

 安どの笑みを浮かべたSP首位。フリーで安藤美姫さんに逆転されて2位となり5連覇は逃したが、確かな手応えをつかんでいた。

 浅田さんは11年1月、成人式を前に振り袖姿も披露。「大人の階段を上っているのかな。1段目ですけど」と笑みを浮かべていた。

 11年3月11日、東日本大震災が発生し、3月に東京で予定されていた世界選手権は中止となり、4月にモスクワ(ロシア)で代替開催。浅田さんはSPとフリーでトリプルアクセルに失敗し、6位で連覇には届かなかった。調整が難しい中での大舞台。「100%の出来ではなかったけど、今の調子では最高の演技ができたかなと思う」。気丈に振る舞った20歳は、オフには東日本大震災の慈善アイスショーに出演した。(杉本 亮輔)

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