新谷仁美 女子1500Mは全体トップで決勝へ 東京五輪は「選手より国民がやりたいとならないと」

[ 2020年7月23日 12:16 ]

陸上 東京選手権第1日 ( 2020年7月23日    駒沢陸上競技場 )

 女子1500メートル予選はハーフマラソン日本記録保持者の新谷仁美(32=積水化学)が4分21秒95の全体トップであす24日の決勝に進んだ。すでに5000、1万メートルで東京五輪参加標準記録を突破している新谷は、開幕まで残り1年となった五輪について「コロナに打ち勝つようなパフォーマンスを見せていけたらと思う」と思いを語った。

 ただ、東京五輪には新型コロナウイルス感染拡大の影響で再延期や中止を求める声も相次いでいる。新谷は「選手だけでやる大会ではない。国民が反対するなら五輪は行う必要は無い」と持論を展開。「選手の気持ちよりも国民がやりたい、応援に行きたいとならないと(五輪は)なり立たない」と話した。

 感染防止のために今大会で実施された無観客開催についても「新型コロナのことを考えればこれが最善だし、良い選択だと思う」とした上で、五輪については「コロナに関係なく無観客は見る側にとってもマイナスでしかない。応援があってアスリートとしてなり立つ。私たちが見せるのは最高のパフォーマンス。見せる側としては1人でも嫌だなと思う人がいれば、開催するのは難しいと思います」と思いを語った。

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2020年7月23日のニュース