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モデルジャンパーの秦澄美鈴が“イメチェン踏み切り”で女子走り幅跳V

[ 2020年7月23日 15:39 ]

陸上・大阪選手権 ( 2020年7月23日    大阪市・ヤンマースタジアム長居 )

陸上・大阪選手権女子走り幅跳びで優勝した秦澄美鈴
Photo By スポニチ

 女子走り幅跳びは、昨年の日本選手権女王の“モデルジャンパー”秦澄美鈴(24=シバタ工業)が6メートル25(追い風1・3メートル)で2年ぶり2度目の優勝をした。

 練習でさえ、助走から着地までを全て通すジャンプをしていない中で、今季の屋外初戦を迎えた。これまでとイメージを変えた新しい踏み切りを試しながら、4本目に優勝の記録を出した。最後の跳躍は6メートル18(追い風0・4メートル)。6メートル45の自己記録を持つ24歳は「いつものようにドンと踏み切れなかった」とモヤモヤを抱えながらも、「今大会は助走練習の位置付けで出場しました。助走スピードが上がっていない中での記録としては、まあまあかな」と自分を納得させた。

 グラウンドでの練習を再開したのが5月下旬だった。新型コロナウイルスの影響で、競技人生で最も長い空白の期間を味わった。感覚がリセットされたため、練習で初めてスパイクをはいたときに、こう感じた。

 「ただ走るだけで、めっちゃ、しんどかたった。今までは走ることが当たり前だったので、疲れることに気付かなかった」

 知らないうちに、体に大きな負担がかかっていることを知った。すぐに行動に移した。

 「ケアをしないと疲れがたまってケガにつながる。私は体が硬いのでストレッチが大嫌いだったけど、ストレッチをすれば次の日にこんなに変わるんやと思いました」

 かつて見た海外勢は、フォームの確認を入念にしてから本格的な練習に入っていた。当時は、「そんなに時間をかけたら逆に疲れるわ」と思っていたが、今は違う。「そうしないと、いい練習ができない」。準備とケア。練習からベストな状態をつくることが大切だと、不自由な生活を通じて実感した。

 今季は、日本選手権が最大の目標で、それまでに2試合に出場する予定だ。ルックスとスタイルを買われ、所属するシバタ工業の製品であるレインブーツのパンフレットのイメージガールを務めたことがある“モデルジャンパー”の美しき挑戦は続く。

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