競歩男子20キロ・高橋は“安全策”で2位 代表入り確実

[ 2020年3月16日 05:30 ]

東京五輪代表選考会兼全日本競歩能美大会 ( 2020年3月15日    石川県能美市・日本陸連公認コース )

男子20キロ 2位でゴールした高橋英輝
Photo By 共同

 高橋が2大会連続の五輪代表を確実とした。池田と最後まで競る中、歩型違反で失格や一時待機の罰則を受けるリスクを考え得意のラストスパートを自重。即時内定となる優勝は池田に譲ったが、代表を大きくたぐり寄せる2番手は確実にキープ。「無事に終えられて良かったと思う」と胸をなで下ろした。日本陸連の要項では選考3大会のうち、選考条件として3位以内の日本人選手から代表が決まる。今大会の結果、代表の山西、池田に加え高橋以外に3位以内という条件を満たしている選手はおらず、ほぼ手中にした。

 今村文男五輪強化コーチは「高橋が非常に有力な候補」と明言。高橋も「五輪代表に選ばれる方が大事。最後は2番目にゴールすることを選んだ」と複雑な胸中を明かした。

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