陸上 桐生&山県の今季初戦、コロナ余波で先延ばしに

[ 2020年3月16日 05:30 ]

陸上の桐生(左)と山県
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 陸上男子短距離の桐生祥秀(24=日本生命)と山県亮太(27=セイコー)の今季初戦が、新型コロナウイルスの影響で先延ばしとなった。

 桐生が出場を予定していた20日のオーストラリアの競技会は15日に延期を発表。桐生は2月末から現地で合宿を行っており、この日のツイッターには「試合が延期になったため出場不可、でも変わらずこんな感じで練習してます!!」と練習の写真付きで報告した。同大会には飯塚翔太(ミズノ)、多田修平(住友電工)も参戦する予定だったが、現地当局が定めた「試合14日前までに入国」などの条件を満たせずに取りやめていた。

 山県が出場予定だった米国の2試合も中止を発表。昨年末から米フロリダを拠点に今季へ準備を進めていた山県は「残念ではありますが、今はこの状況が早く終息することを何よりも願っています。僕も細心の注意を払って予防を心がけながら、次の試合に向けて引き続き取り組んでいきたいと思います」とコメント。初戦は4月29日の織田記念(広島)にずれ込む見通しとなった。

《新型コロナ影響短信》
 ▼カーリング 世界カーリング連盟は14日、カナダのケロウナで4月18日から25日まで開催予定だった混合ダブルスの世界選手権と、シニアの世界選手権を中止すると発表した。混合ダブルスには日本から、中部電力の松村千秋とコンサドーレの谷田康真のペアが代表に決まっていた。

 ▼ボート 国際ボート連盟(FISA)は14日、5月17~19日にスイスのルツェルンで行われる予定だった東京五輪の世界最終予選とアジア・オセアニア予選を中止すると発表した。

 ▼スキー 国際スキー連盟は14、15日にカナダのケベックで予定されていたノルディック距離W杯を中止した。以降の大会も開催を取りやめており、今季のW杯は終了。総合優勝は男子がアレクサンドル・ボルシュノフ(ロシア)、女子がテレーセ・ヨーハウグ(ノルウェー)。

 ▼近代五種 国際近代五種連合は15日、3、4月のW杯の開催を5月以降に延期すると発表した。国際オリンピック委員会(IOC)には出場選手決定の期限を、5月末から6月末に延期するよう求めた。

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