東九州龍谷 3年連続4強!1メートル84の荒木主将けん引「伝統崩すわけにはいかない」

[ 2020年1月8日 05:30 ]

バレーボール全日本高校選手権 女子準々決勝   東九州龍谷2―0誠英 ( 2020年1月7日    東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ )

ベスト4入りを決め笑顔を見せる荒木主将(2)ら東龍の選手たち
Photo By スポニチ

 女子の準々決勝で東九州龍谷(大分)が誠英(山口)にストレート勝ちし、3年連続のベスト4進出。荒木彩花主将(3年)は「先輩たちが築いてきた伝統を今年で崩すわけにはいかない」とプライドをのぞかせ、笑みもこぼした。

 身長184センチの高さを生かしたブロックでチームをけん引した。それでも「今日は点数になって良かったが、もう少しいいブロックができると思う」と満足感はなく、「準決勝までにブロックを徹底的に練習して相手をびびらせて、いい雰囲気を持ってこられるように」と気を引き締めた。

 試合中は常に笑顔を心掛け、キャプテンとして後輩たちに励ましの言葉を掛け続けている。「自分も先輩たちのおかげで緊張なくやれてきた。最上級生になって、今度は自分たちがプレッシャーを背負って、後輩たちに伸び伸びとプレーさせたい」。萎縮せず、全力を出しやすい雰囲気づくりに努めている。

 準決勝の相手は、2大会連続で決勝で敗れた宿敵の金蘭会だ。エースの宮部愛芽世(3年)とは、全日本ユースなどで共に戦ってきた仲だが、大会に入ってから連絡はしていない。「これが三度目の正直。本当は決勝で当たりたかったけど準決勝になった。準決勝を決勝と思って、チーム一丸となって全力を出し切る」と早くも戦闘モード全開だった。

 身につけているサポーターには「昇」の文字を記した。今度こそ頂点まで“昇り”詰めてみせる。宿敵への雪辱に燃える主将は、名門チームを率いるプライドをかけてセンターコートに立つ。

続きを表示

2020年1月8日のニュース