【砂村光信 視点】SH交代で自慢の展開力戻った桐蔭学園、御所実は連戦疲れが後半に…

[ 2020年1月8日 08:06 ]

第99回全国高校ラグビー大会 決勝   桐蔭学園23―14御所実 ( 2020年1月7日    大阪府東大阪市・花園ラグビー場 )

<御所実・桐蔭学園>前半19分、桐蔭学園・桑田はペナルティーゴールを決める(撮影・大森 寛明)
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 桐蔭学園のテンポが後半に一気に速くなった。同3分には、ミスが2度出たSH亀井を島本に交代。精度の高いパスが配球されることで、SO伊藤や他のFW陣がキャッチングを気にせず前進することができ、自慢の展開力が戻った。

 また、相手のディフェンスを下げながらボールを回したことで優位性が生まれた。ボールキャリアーが相手を吹き飛ばすだけでなくスペースに入り、後ろからカバーに入った選手が一気に押し込む。だからフェーズを重ねるアタックができ、逆転につながった。

 SO伊藤は0―14の前半19分にスクラムでなくPGを選択し、桑田が決めた。あの局面でトライを捨て、まず3点を取る選択は普通の高校生にはできない。冷静さも光っていた。

 御所実は序盤に相手のミスを突き、ラインアウトからモールトライ。そつのない得点でリードしたが、前半からフィジカルで押し、連戦だっただけに後半は疲労が目立ってしまった。

 今大会はW杯の影響もあり、どの高校もハンドリングやキャッチングなどボールを大事にする気持ちが出ていた。ゲームが切れにくくなり、10フェーズ以上もプレーが続く場面が多かった。見ている人も面白かったのではないか。(元U―23日本代表監督)

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