大迫、3・1東京マラソンにエントリー!待つより自力で五輪ラスト切符!!

[ 2020年1月8日 05:30 ]

昨年9月にMGCで代表内定を逃した大迫
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 男子マラソン日本記録保持者の大迫傑(28=ナイキ)が3月1日の東京マラソンにエントリーしたことが7日までに分かった。同マラソンは東京五輪代表最後の1人を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジの一つ。大迫はファイナルチャレンジ出場については明言してこなかったが、関係者によると出場を視野に入れて準備をしているという。

 昨年9月に行われたMGCは3位で、2位までの即時内定はかなわなかった。ファイナルチャレンジで日本陸連による設定記録(2時間5分49秒)を突破する選手が現れなければ、MGC3位の大迫はファイナルチャレンジに出場しなくても代表内定となる。日本記録に相当する設定記録突破は決して簡単ではない。大迫は優位な立場だけに、9月の時点ではファイナルチャレンジ出場について「(可能性は)ゼロではない」と話すにとどめていた。

 だが、黙って待っているつもりはない。過去には04年アテネ五輪女子マラソン代表選考で、微妙な立場だった高橋尚子が最終選考レースの名古屋国際を回避して選考結果を待つことを選んだが、同大会で土佐礼子が好走したことで落選したという例もある。大迫はすでに出場を表明している前日本記録保持者の設楽悠太(28=ホンダ)、18年アジア大会金メダルの井上大仁(26=MHPS)らを迎え撃つ覚悟だ。

 昨年の東京マラソンは途中棄権だった。関係者によると、当日の気象状況などを見て欠場することもあるというが、自力で五輪出場を確定させる準備を進めている。

 ▽マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ 東京五輪マラソン代表の男女残り1枠を争う、3月までの国内男女各3大会。日本陸連の設定記録(男子=2時間5分49秒、女子=2時間22分22秒)を突破した最速選手が五輪出場権を獲得する。該当者がいない場合は昨年9月のMGCで3位だった男子・大迫傑(ナイキ)、女子・小原怜(天満屋)が代表となる。残す対象レースは、男子が3月の東京、びわ湖毎日。女子は今月の大阪国際、3月の名古屋ウィメンズ。

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2020年1月8日のニュース