阿部詩、寝技進化へブラジリアン柔術 素根は金宣言「名前通り“輝”く一年に」

[ 2020年1月8日 05:30 ]

合宿で日本ブラジリアン柔術連盟の中井祐樹会長(下)と乱取りする阿部(撮影・島崎忠彦)
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 柔道の女子日本代表が7日、都内で東京五輪イヤー最初の強化合宿を報道陣に公開し、男女全階級を通じて唯一内定を得ている78キロ超級の素根輝(19=環太平洋大)が「名前の通り、金メダルを獲って輝く一年にしたい」と抱負を語った。

 金メダルへの道も明確になりつつある。増地克之監督によれば「五輪までに2大会を予定している」とし、2、5月に国際大会に出場し4月の全日本女子選手権など国内大会は回避する見込み。消耗を最小限にとどめ盛夏の本番にピークを合わせていく方針だ。

 合宿では日本ブラジリアン柔術連盟の中井祐樹会長を講師に招き、寝技を重点的に練習した。52キロ級で寝技の進境著しい阿部詩(19=日体大)も「昨年よりもできた感触があった。試合で使えるようになったのは大きい」と手応え。2月の国際大会後の五輪内定を狙っており、「誰よりも思いを強く持って臨みたい」と話した。

 ≪男子はハワイ文化学ぶ≫ハワイで強化合宿中の柔道日本男子は6日、ワイキキビーチと並び観光客に人気のアラモアナビーチでトレーニングを行った。ヤシの木が立つ砂浜で、足腰と心肺機能を強化。井上康生監督は「ハワイの文化を学びながら、いろんなものを感じ取ってもらいたい。新たな刺激があった」と満足感を示した。日の出前の午前6時から約40分間、数十メートルのダッシュを繰り返した。73キロ級で16年リオ五輪覇者の大野将平(旭化成)らは表情をゆがめながらも、黙々と汗を流した。

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