桐蔭学園・伊藤主将「フランスへ行けるように」優勝報告会で23年W杯代表入り誓った

[ 2020年1月8日 15:27 ]

優勝報告会で、あいさつする桐蔭学園の伊藤主将(中央)(撮影・久冨木 修)
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 第99回全国高校ラグビーを制した桐蔭学園(神奈川)が8日、歓喜から一夜明け、横浜市内の学校に戻り優勝報告会を行った。前回は決勝でわずか2点及ばなかったが、今回は大逆転劇を演出し悲願の初単独優勝。藤原秀之監督は「準優勝と優勝では違いが明確。改めて彼らのやったことは大きいんだな」と目をうるませた。

 報告会はラグビー部員の他に、保護者や教師が集まり、立食パーティーのような雰囲気。挨拶を任された主将の伊藤大祐(3年)は「いろんな形の応援が決勝で形になったと思う。1、2年生は来年の花園、3年生は次のステージでも活躍できるようにしていきたい」と感謝を述べた。

 優勝を決めると、メンバーたちにはSNSを通じて祝福が続々と届けられた。伊藤の元には200件以上のメッセージが寄せられたという。ツイッター上では、日本代表でOBの松島幸太朗(サントリー)も母校の優勝を祝福。伊藤は「しっかり見ててくれて、応援してくれていたことがうれしい」と笑顔。偉大な先輩からの“おめでとう”の一言を噛みしめた。

 日本代表入りにも意欲を示す。昨年11月に「8年後のW杯を目指す」ことを目標にしていた伊藤だが、藤原監督からは「4年後でないとだめ」と怒られたことを明かす。「4年後をしっかり目指して、フランスに行けるようにしたい。花園では悪いプレーもあったから、修正して次のステージに生かしたい」。2023年に伊藤は22歳。花園を制した勢いそのままに、ビクトリーロードを突き進む。

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