フランカー徳永祥尭 速さと機転で攻撃にアクセント

[ 2019年9月12日 05:30 ]

最強ジャパン 桜戦士31人(11)-1

チームきっての仕事人・徳永
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 チームきっての仕事人だ。「普段はラグビーを見るのは好きじゃない」「ラグビーの目標が最初からW杯だった、ということはない」とドライな言葉を連ねるが、やることはやる男だ。密集の泥くさいプレーを得意とし、タックルも激しい。8月の米国戦はベンチ外ながら、相手ラインアウトを分析して勝利に貢献。頭脳派ぶりを発揮した。

 東芝には「仕事もしたい」と高度な技量が要求される部署を希望して入社した。システムエンジニア部門に配属され、資格取得のために勉強も積んだ。16年リオデジャネイロ五輪出場につながる7人制代表に選ばれて合宿漬けとなり、今はプロに転向したために、初心通りに社業に専念はできなかったが、万事につけて仕事意欲が高いタイプだ。

 6日の南アフリカ戦で鮮やかな突破を見せた。サンウルブズでは、ケガ人続出の試合で急きょWTBを務めた走れるフランカーでもある。定評あるスピードと機転の利いたプレーで、攻撃にアクセントをつける。

 ◆徳永 祥尭(とくなが・よしたか)1992年(平4)4月10日生まれ、兵庫県出身の27歳。7歳で競技を始め、関西学院高―関西学院大から15年に東芝入り。リオ五輪7人制代表。代表12キャップ。1メートル85、100キロ。

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2019年9月12日のニュース