ロック・トンプソン 4度目舞台の38歳、いざ最年長出場へ

[ 2019年9月12日 05:30 ]

最強ジャパン 桜戦士31人(11)-2

W杯4度目の出場となるトンプソン
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 国内最多タイ、W杯4度目出場になるレジェンドである。38歳は「スピードは落ちた」と言いつつ、「フィットネス(体力)は上がっている」と、攻守での運動量に陰りはない。

 タックル数の多さが際立つが、それは相手が突くコースを察知しているから。「特別な選手ではないが、一番努力する選手になりたい」との言葉通り、倒れてもすぐに起き上がり、ピンチの芽を摘み取ってきた。ラインアウトの要でもある。

 切れ者らしく、将来設計もバッチリだ。母国ニュージーランドに土地を購入し、農場経営を目指す。「牛、羊、鹿を飼う。鹿は角が漢方薬として中国と韓国で人気だから」。8月の網走合宿では、「農場仲間」のリーチ、ファンデルヴァルトと一緒に牧場見学を行った。

 15年W杯後の代表引退宣言は過去のもの。今年招集され、レギュラーに定着した。20日のロシア戦に出れば、日本勢の国際試合最年長出場と、W杯最年長出場記録(38歳157日)となる。

 ◆トンプソン・ルーク 1981年4月16日生まれ、ニュージーランド出身の38歳。13歳で競技を始め、04年から三洋電機、06年に近鉄に所属。10年に日本国籍を取得した。愛称「トモ」。代表67キャップ。1メートル96、110キロ。

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2019年9月12日のニュース