米国はセルビアにも敗れる 世界主要大会のワースト順位が確定 屈辱のW杯

[ 2019年9月12日 22:33 ]

ゴール下でシュートに持ち込む米国のウォーカー(AP)
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 男子バスケットボールのW杯中国大会に出場している米国は12日、広東省東莞で行われた5~8位順位決定予備戦でセルビアと対戦。89―94(7―32、33―12、28―27、21―23)で敗れ、14日に行われる7位決定戦(北京)に回ることになった。

 五輪とW杯(旧世界選手権を含む)を含めた米国の過去の最低順位(計35大会)は自国開催だった2002年の世界選手権での6位。しかし今大会では7位か8位のどちらかが確定し、NBAファイナルで過去5回の優勝を誇っているグレグ・ポポビッチ監督(70=スパーズ)の代表での“初陣”はきびしいものになった。

 米国は11日の準々決勝でフランスに79―89で敗れ、世界主要大会での連勝は48でストップ。そのショックが尾を引いていたのか、セルビア戦での第1Qでは7―32と大きく出遅れた。第2Qを33―12として勝負できる点差に縮めたが、フランス戦同様に第4Qに入って失速。開始から3分46秒間、ノースコアに終わってセルビアに引き離された。

 ハリソン・バーンズ(27=キングス)が22得点、ケンバ・ウォーカー(29=セルティクス)が18得点、クリス・ミドルトン(28=バックス)が16得点を挙げたものの最後は息切れ。欧州勢のビッグマンに対抗できるセンターが不在という戦力的な弱点を最後まで克服できなかった。

 準々決勝でアルゼンチンに敗れたセルビアでは、ボグダン・ボグダノビッチ(27=キングス)が7本の3点シュートを決めて28得点と奮闘。セルビアは14日に5位決定戦に臨むことになった。

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