瀬戸大也、米水泳専門サイトから「最大の脅威」と警戒

[ 2019年7月20日 14:28 ]

瀬戸の記事を掲載する米国の水泳専門サイト
Photo By スポニチ

 韓国・光州で開催中の水泳世界選手権は大会10日目の21日から競泳がスタートする。大会最終日28日の男子400メートル個人メドレーで金メダルを狙う瀬戸大也(25=ANA)が、水泳王国アメリカの水泳専門サイト「SWIM SWAM」から「最大の脅威」と警戒された。

 同種目の今季ベストタイムは瀬戸が4分7秒95でトップ。2位のマックス・リッチフィールド(24=英国)の4分10秒94を大幅にリードしている。世界選手権連覇を狙うチェイス・カリシュ(25=米国)は自己ベストから7秒55も遅い4分13秒45しか出していない。19日付の同サイトは「瀬戸は素晴しい年を過ごしている。数週間前のセッテコリの大会で自己ベストを更新した」と説明した上で「米国では今季は選考会がなく、カリシュは昨夏のパンパシフィック選手権以来、テーパー(練習量を減らして疲労を抜く最終調整)をしていない」と記した。

 光州で取材中の米NBCスポーツのアッジ・アレックス記者は「カリシュは春はほとんど試合に出ていない。今季のレースはハードな練習の合間に出ているのでタイムは参考にならない。世界選手権に向けて調子は上がっている」と明かした。米国代表はシンガポールで約1週間の事前合宿を張り、17日に光州入り。カリッシュは約11カ月ぶりにテーパーに入っている。

 日本代表は今大会の個人種目で金メダルを獲得すれば、20年東京五輪出場が内定する。五輪切符を目指して絶好調の瀬戸と、連覇に向けて本気モードに突入したカリシュ。モチベーション低下などを理由に一時競技を離れていた16年リオデジャネイロ五輪金メダリストの萩野公介(24=ブリヂストン)は不在でも、ハイレベルなレースが展開されることは必至だ。

続きを表示

2019年7月20日のニュース