小祝 初優勝へ単独首位「暑くて眠くて」も今季最高66

[ 2019年7月20日 05:30 ]

女子ゴルフツアー サマンサタバサ・レディース第1日 ( 2019年7月19日    茨城県 イーグルポイントGC=6601ヤード、パー72 )

サマンサタバサ・レディース第1日 11番、小祝はティーショットを放つ(撮影・西尾 大助)
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 黄金世代の小祝さくら(21=ニトリ)が3連続を含む6バーディー、ノーボギー、今季ベストとなる6アンダー66で単独トップに立ち、初優勝へ好スタートを切った。1打差2位には稲見萌寧(19=都築電気)ら3人が並び、賞金ランク2位の渋野日向子(20=RSK山陽放送)はイーブンパーの48位と出遅れた。

 久しぶりに晴れ間ものぞき気温は28・5度。それでも例年の酷暑に比べればプレーしやすいはずだが、北海道北広島市出身の小祝にはつらいようで、ホールアウト後は「暑くて眠くて、バーディーの内容もよく覚えていないです」と首をひねる。ハーフターンで軽い食事を取ると眠気が増し「目覚めたのは11番を終えてからです」と笑った。

 目は覚めていなくても2番でOKバーディーを奪うと4番は80センチ、9番から3連続バーディーとスコアを伸ばす。皮肉なことに11番以降は1バーディーにとどまったがボギーなしの66は今季ベスト。今季一番の内容?との質問に「そうです」と迷わず答えた。

 小祝はアマ時代の16年、ニッポンハム・レディースで8位となり注目され、プロ入り後は勝、新垣とともに黄金世代のリーダーとして昨年は賞金ランク8位に躍進。ところが今季はトップ5は4回を数えるが優勝争いに絡めず、その間に渋野、河本ら同世代に初優勝の先を越された。「周囲からよく言われますが、自分は気になりません。自分のプレーをするだけ」と割り切っている。

 「休むより試合に出た方がいい」と今季はフル出場の20試合目。昨年トップで最終日を迎えながら4位に終わった今大会で初優勝に挑む。

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