小林陵侑、史上3人目のジャンプ週間完全制覇達成!船木以来の日本人総合V

[ 2019年1月7日 02:56 ]

ジャンプ週間4連勝を果たし、喜びを爆発させる小林陵(AP)
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 ノルディックスキー・W杯ジャンプ男子個人第11戦は6日、オーストリアのビショフスホーフェンで伝統のジャンプ週間第4戦を兼ねて行われ、22歳の小林陵侑(土屋ホーム)が合計282・1点で勝ち、67回目のジャンプ週間で史上3度目となる4戦4勝の完全制覇を達成し、総合優勝した。ジャンプ週間での日本人選手の総合優勝は、1997〜98年シーズンの船木和喜(当時デサント、現フィット)以来2人目。

 小林陵はこれでW杯5連勝。日本人初となるグランドスラムを達成し、「勝てるとは思っていなかった。歴史をつくれたことはすごくうれしい」と話した。

 ▽欧州ジャンプ週間 ドイツ、オーストリアの4つのジャンプ台を8日間で回る、W杯の原型とされる伝統の大会。1952〜53年シーズンに始まった。総合Vは4試合、計8本のジャンプの合計得点で争う。96〜97年から1回目は予選の上位と下位が対戦する「ノックアウト方式」で行われている。4連勝したのは2001〜02年のスベン・ハンナバルト(ドイツ)と2017〜18年のカミル・ストッフ(ポーランド)の2人のみ。

 ◆小林 陵侑(こばやし・りょうゆう)1996年(平8)11月8日生まれ、岩手県八幡平市出身の22歳。5歳でスキーを始め、小1から本格的にジャンプを開始。盛岡中央高までは複合との二刀流で、15年4月の土屋ホーム入社後からジャンプに専念。16年からW杯に参戦。18年平昌五輪の個人はノーマルヒル7位、ラージヒル10位。1メートル73、60キロ。

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