桐蔭学園2点差で優勝ならず キックは4分の2 自責の念に駆られるSO津田 全国高校ラグビー大会決勝

[ 2019年1月7日 19:03 ]

第98回全国高校ラグビー最終日・決勝   大阪桐蔭26―24桐蔭学園 ( 2019年1月7日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<大阪桐蔭・桐蔭学園>敗れた桐蔭学園フィフティーン(撮影・成瀬 徹)     
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 最近10年で最多タイの5度目の決勝に臨んだ桐蔭学園(神奈川)だが、両校優勝だった2010年度以来の優勝、そして悲願の単独優勝には届かず。東日本勢としても、1997年度の国学院久我山(東京)以来となる単独優勝は、またもお預けとなった。

 わずか2点差の敗戦にも藤原秀之監督は「点差よりも(実力の)差があった」と冷静に受け止めた。だがプレースキッカーを務めたSO津田貫汰(3年)は「悔しい。本当に。点差を見ても、全部(コンバージョンキックを)成功させていたら勝てた試合。大事な場面で外した自分の弱さが出た」と自分自身を責めた。

 準決勝まで4試合のキック成功率は、かつて日本代表前ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏が国際レベルとして五郎丸歩(ヤマハ発動機)に課した85%を超える88%(33分の29)をマーク。成功率だけでなく、ライン際の難しいコンバージョンキックも決めるなど、初戦から難敵が続いた中で大きな得点源となってきた。

 だが初めて立った花園の決勝では、わずかなほころびがミスキックにつながった。0―12から1トライを返した最初のコンバージョンキック。右サイドライン際の位置は、ちょうどバックスタンドの大阪桐蔭の応援席の目の前だった。「言い訳になるが、そっちに気が行った」と集中しきれず、当たりの悪い低い弾道のキックはゴールポストを捉えられなかった。前半28分の勝ち越しトライ後の左サイドライン際のコンバージョンも、1本目のミスを引きずり入れられず。「最初にこれまでにないような外し方をして、最後まで修正できなかった」と声を沈めた。

 憧れるニュージーランド代表のSOボーデン・バレットのキックを見て学び、同校OBで日本代表経験もある小倉順平(NTTコム)からは直接手ほどきも受けた。ゲームコントロールでもSH小西泰聖主将(3年)とともにボールを動かし、一時逆転となるトライを演出したが、最後まで相手のフィジカルの強さに苦しめられた。

 桐蔭学園での最後の試合は苦い思い出となったが、大会通じての成功率84%は誇れる数字。大学進学後もラグビーを続ける予定で「次のステージで」と最後は前を向いた。

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