【松岡修造の目】“本当のタフさ”手に入れた圭 このプレーならGS勝てる!

[ 2019年1月7日 07:53 ]

テニス・ブリズベン国際 男子シングルス決勝   ○錦織(6-4、3-6、6-2)メドベージェフ ( 2019年1月6日    オーストラリア・ブリズベン )

ブリズベン国際を制した錦織(AP)
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 この試合の圭は体力も問題なく、テニスの内容も技術的にも悪くなかった。第2セットも普通なら取れていたはずだ。それでも最終セットまでもつれたのは、決勝で勝てていないという気持ちが作用したのだろう。最大のポイントは最終セット第3ゲームの0―30から、エースを決めて30―30に追いついた場面。あそこでエースを狙いにいったことで、流れが完璧に変わった。

 昨年はケガ上がりでイップスにもなり、タフなメンタルで体力や技術を支えている状態だった。今は心はタフでクリアなまま体の痛みもなく、昨年末にあえてハワイでエキシビションに出場したように早く試合がしたいというハングリーさも出てきている。そこで次世代のトップ選手と言われ、勢いに乗ると止まらないメドベージェフ相手に、決勝で勝てないジンクスを破った意味はとてつもなく大きい。ジョコビッチらが持つ、本当のタフさを手に入れたと思う。

 今の圭は人生で一番いいテニスができている。負けていれば相当なショックを受けたであろうこの試合に勝って自信もついたはず。このテニスを継続してプレーできるのなら、グランドスラムでも優勝できる。グランドスラムを制した時、「この試合が大きかった」と振り返るのではないだろうか。(スポーツキャスター)

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