稀勢、奨菊&豊ノ島とベテラン稽古 好敵手と“原点回帰”

[ 2019年1月7日 05:30 ]

琴奨菊、豊ノ島との稽古を終え、田子ノ浦部屋から引き揚げる稀勢の里
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 横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が6日、東京都江戸川区の同部屋で、幕内・琴奨菊(34=佐渡ケ嶽部屋)、十両・豊ノ島(35=時津風部屋)とともに非公開で稽古を行った。初土俵が1場所違いの2人と胸を合わせて入門当初を思い出し、進退の懸かる初場所(13日初日、両国国技館)に向けて気持ちを新たにした。

 ベテラン3人での稽古は、琴奨菊が計画し、豊ノ島が稀勢の里に声を掛けて実現した。稀勢の里は15番程度、相撲を取ったようで、「力を抜かずに最後まで必死に来てくれたから、いい稽古になった」と収穫を口にした。

 原点回帰でがむしゃらになった。稀勢の里は2人より1場所遅い02年春場所初土俵。高校相撲で活躍した2人に対し、中学卒業後に角界入りし、新弟子が通う相撲教習所時代から稽古を重ねてきた。「教習所の2人には歯が立たなかった」というが、04年夏場所の新十両は豊ノ島と同じで、琴奨菊より1場所早かった。関取になってからは「巡業で毎日やった」としのぎを削った思い出がある。この日は「昔以上に必死だったかも」と笑みをこぼし「楽しかった」と充実感を漂わせた。

 九州場所では初日から4連敗を喫し、右膝負傷で5日目から途中休場。進退の懸かる場所に向け、弟弟子の大関・高安以外の関取と初めて胸を合わせた。琴奨菊は8番ほど取って2、3番勝ったというが「強い。突き放すことができなくなっている。重いから」と和製横綱の調子が上向いていることを認めた。

 7日は横綱審議委員会稽古総見が行われる。史上初の「激励」を決議した横審に対し、復調した姿を見せられるか。非公開の稽古で感触をつかんだ稀勢の里が最初のヤマ場に臨む。

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