横審・北村委員長 稀勢の里に「気力は感じた」 八角理事長は「それなりにはできている」

[ 2019年1月7日 12:32 ]

<横審稽古総見>八角理事長(前列右端)、横審・北村委員長らの前で豪栄道と稽古総見で汗を流す稀勢の里(撮影・郡司 修)
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 大相撲初場所(13日初日、両国国技館)に向けた7日の横綱審議委員会(横審)による稽古総見で、進退の懸かる横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)は横綱・鶴竜、大関・豪栄道との申し合いで3勝3敗だった。稀勢の里に対し、九州場所後の定例会合で史上初の「激励」を決議した横審の北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は「気力は感じた。体はかなり戻っているように見える。あとは相撲勘というか、そういうものを早く取り戻してほしい。一生懸命な感じは分かるが、少し不安が残るということですね」と語った。

 昨年九州場所では白鵬、鶴竜が全休し、稀勢の里が途中休場して3横綱不在となった。八角理事長(元横綱・北勝海)は3横綱に関して「先場所は休場が多かったから、復活の途中かなという感じ。やろうとしてることは分かるが、まだスタミナ不足」と話した。稀勢の里については「それなりにはできている。(痛めていた)膝はあまり気にしなかった気がする」と見ていた。初場所に向けては「序盤を乗り切れば自分の相撲になってくるし、重さも感じてくる」と序盤の相撲をポイントに挙げていた。

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2019年1月7日のニュース