錦織2年11カ月ぶりV!決勝の呪縛10度目で解いた 全豪は「8強より上へ」

[ 2019年1月7日 05:30 ]

テニス・ブリズベン国際 ( 2019年1月6日    オーストラリア・ブリズベン )

優勝トロフィーにキスをする錦織(AP)
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 男子シングルス決勝が行われ、第2シードで世界ランキング9位の錦織圭(29=日清食品)が第4シードで同16位のダニル・メドベージェフ(22=ロシア)をフルセットの末に下して初優勝した。錦織のツアー大会優勝は16年2月のメンフィス・オープン(米国)以来2年11カ月ぶりで通算12度目。14日開幕の4大大会初戦、全豪オープン(メルボルン)へ弾みをつけた。

 バックハンドのパッシングショットで2時間4分の激闘にケリをつけると、錦織は両腕を突き上げ、力強く右拳を握った。16年4月のマイアミ・オープンから続いていたツアー大会決勝での連敗を9でストップ。昨年10月の楽天ジャパンオープン決勝で敗れたメドベージェフへの雪辱に成功し、「タフな試合だったし、スタートが良くなかったのに自分のテニスを取り戻せた」と顔をほころばせた。

 前回の対戦に続き、1メートル97の長身から繰り出されるサーブと深いバックハンドショットに苦しんだ。5ゲーム連続奪取で第1セットを先取したが、第2セットは粘り負け。それでも相手の第2サーブでは常に攻める姿勢を失わず、最終セットは3つのブレークで押し切った。「サーブはベストでなかったし、(試合の)入りが悪かったのは反省点。良かったのはリターンゲームがほぼ完璧で、多くチャンスがあったこと。ほぼ全部のゲームでプレッシャーをかけられた」と胸を張った。

 17年8月に右手首の腱を部分断裂して長期離脱。競技人生最大の窮地に「一生、不安が残ったままでテニスをしないといけないのかな」と弱気になることもあった。だが、離脱中に基礎体力の強化に励み、手首に負荷がかかっていたサーブのフォームも修正。ストロークの感覚も徐々に取り戻し、昨年の全米オープン4強で世界ランクトップ10に返り咲いた。今大会の準々決勝では第1サーブの成功率が80%を記録するなど、離脱中の取り組みも形となって表れ始めた。

 世界ランク5位以内復帰を掲げた今季は最高の滑り出し。「シーズン1大会目で優勝して全豪オープンを迎えるのは、これ以上ないスタート。速いサーフェスにも合わせてプレーができている。全豪は8強より上に行きたい」。過去3度阻まれた準々決勝の壁を突破して完全復活を証明する。

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