キングスが4季ぶりのブザービーターで劇勝 ジェームズ不在のレイカーズは土壇場で失速

[ 2018年12月28日 16:34 ]

残り0・8秒、逆転の3点シュートを決めたキングスのボグダノビッチ(AP)
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 NBAは27日に各地で5試合を行い、キングスは地元サクラメント(カリフォルニア州)でレイカーズに117―116(前半61―67)で競り勝って19勝16敗。第3Q終了時点で11点差を追う展開だったが第4Qを33―21として試合をひっくり返した。最後は、この日チーム最多の23得点を稼いだボグダン・ボグダノビッチ(26)が、レイカーズのセンター、タイソン・チャンドラー(36)をドリブルで交わしてブザービーターとなる3点シュートを成功。劇的なクライマックスに地元1万7583人のファンは総立ちとなった。

 キングスのブザービーターは2015年2月8日にディマーカス・カズンズ(現ウォリアーズ)がサンズ戦で決めて以来、3年10カ月ぶり。過去12シーズン、プレーオフから遠ざかっているキングスはここまで西地区全体8位につけている。

 左脚付け根の故障で連続出場試合記録が156で止まったジェームズを欠くレイカーズは20勝15敗。西地区全体で4位から5位にダウンした。ジェームズに次いでチームの得点ランク2位のカイル・クーズマ(23)が34得点をたたき出し、第4Q残り6分44秒でも15点をリードしていたが最後はボグダノビッチの一発に泣いた。

 ウォリアーズは地元オークランド(カリフォルニア州)で延長の末にトレイルブレイザーズに109―110(前半46―52、延長7―8)で敗れて23勝13敗。西地区全体首位の座を、試合のなかったナゲッツ(21勝11敗)に再び譲った。

 ステフィン・カリー(30)は29得点を記録し、ケビン・デュラント(30)は26得点、10リバウンド、11アシストで今季2回目(通算12回目)のトリプルダブルを達成したものの、リーグ1位の成功率(83・0%)を誇っていたチームのフリースローは15本中9本を失敗。これが最後に響く結果となった。

 トレイルブレイザーズは20勝15敗。センターのユスフ・ナーキッチ(24)が27得点、12リバウンドと奮闘し、21得点を挙げたダミアン・リラード(28)は延長の残り6・3秒に起死回生の3点シュートを沈めてウォリアーズのファンを沈黙させた。

 ウォリアーズのカリーの実弟、セス・カリー(28)も18分の出場で11得点と健闘。3点シュートは5本中3本を成功させている。

 なおロケッツのジェームズ・ハーデン(29)はセルティクス戦で45得点をマークして勝利に貢献。35得点以上は6試合連続となり、これは2013年シーズンのカーメロ・アンソニー(当時ニックス)以来の記録となった。

 <その他の結果>

*バックス(24勝10敗)112―96ニックス(9勝7敗)

*ロケッツ(19勝15敗)127―113セルティクス(20勝14敗)

76ers(23勝13敗)114―97*ジャズ(17勝19敗)

 *はホームチーム

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