八幡工 11大会ぶりの花園勝利 小宮山監督声詰まらせ…見ているより「やっている方が楽」

[ 2018年12月28日 16:36 ]

第98回全国高校ラグビー第2日・1回戦   八幡工14―12朝明 ( 2018年12月28日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<八幡工・朝明>八幡工・小宮山監督(撮影・坂田 高浩)
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 復活星だ。八幡工(滋賀)が第87回大会で岡谷工(長野)に33―12で勝って以来、11大会ぶりの花園勝利を挙げた。

 「(試合を見ているより)やっている方が楽やった」

 自身3度目の全国大会でようやく初白星をつかんだ就任11年目の小宮山彰人監督(46)は試合後の第一声で冗談めかしたが、すぐに声を詰まらせた。

 今回で27回の出場を誇る滋賀の強豪も昨年の出場が7大会ぶりの全国の舞台だった。低迷に甘んじる中、毎年ゴールデンウイーク期間中の合宿で切磋琢磨してきたのが朝明(三重)だった。

 小宮山監督が「こんな弱っちょろいチームと」恩を感じていた隣県チームとの初戦対決に驚きはしたが、勝って感謝の気持ちを表した。

 コイントスに負けて風下で戦った前半を7―7でしのぐと、後半21分にフランカー中村強志(3年)がゴール前ラックから左をつき、ポスト右に飛び込む勝ち越しトライ。同27分、朝明に左隅へのトライを許したが、トライを挙げた場所がキック成功と不成功に分かれ、2点差で逃げ切った。

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2018年12月28日のニュース