稀勢の里 高安と連日の三番稽古 20番取って15勝5敗

[ 2018年12月28日 14:27 ]

稀勢の里(奥)は2日続けて高安と三番稽古を行った
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 大相撲の横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が28日、初場所(来年1月13日初日、両国国技館)に向けて、東京都江戸川区の同部屋で弟弟子の大関・高安(28)と2日続けて三番稽古を行った。

 まわしにこだわらなかった前日の稽古とは違い、右上手を狙いにいく相撲が多かった。途中、先に左を差されて上体が起きるなど4連敗する場面もあった。それでも終盤は地力の違いで8連勝するなど、20番取って15勝5敗で終えた。充実感や相撲を取ってみた感触、体の張りなどについては「どうだろうね」と自分自身では評価しなかった。

 番付発表は基本的に初日の13日前の月曜日に組まれているが、年末年始をまたぐ初場所はそれよりも早くなることがほとんど。今回の番付発表は初日の19日前だった。この日は初日の16日前で、夏場所や秋場所、九州場所の前であれば、まだ巡業が行われている時期。稀勢の里は「今が巡業みたいなもの」と捉え、年明けの稽古再開となる1月2日(初日の11日前)から本格的に仕上げていく狙いだ。「1月(場所)は特殊日程だからね。曜日感覚だけは間違えないように」と初日までの調整ペースに注意を払っている。

 高安との三番稽古の前には、前日同様、三段目力士と6番取った。先に若い衆を相手にしてから関取とやるというパターンは「あまりやってこなかった」というが、「(三段目力士が)小さいからちょうどいい」と程よいウオーミングアップになっているようだ。

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