男子は三田が逃げ切りV 女子は西沢、競り合い制した

[ 2018年12月28日 05:30 ]

スポニチ主催平成30年度関東高校ゴルフ選手権冬季大会最終日   参加男子140人、女子110人 ( 2018年12月27日    千葉県 一の宮カントリー倶楽部 男子=6521ヤード、パー71 女子=6229ヤード、パー71 )

トロフィーと賞状を手にする優勝した代々木・三田(左)と明秀日立・西沢(撮影・西川祐介)
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 男子は初日トップの三田真弘(東京・代々木2年)がパープレーの71でまとめ、通算5アンダー、137で逃げ切った。1打差の2位には68と追い上げた市川輝(茨城・日本ウェルネス2年)。混戦となった女子は首位タイでスタートの西沢歩未(茨城・明秀学園日立1年)が3バーディー、3ボギーの71で通算1アンダー、141とし、1打差で優勝した。男子はシード選手を除く上位41人、女子は32人が来年3月の全国大会(滋賀・富士スタジアムGC)の出場権を手にした。

 三田は最後は1打差まで迫られたが、初日の5アンダーの貯金を生かして優勝し、「今日は調子は悪かったのですが、悪いなりにまとめられました」とホッとした表情を見せた。

 岡山市出身で3歳の頃からゴルフで遊び、小、中学生の全国大会には何度も出場。中学3年で日本アマ5位に入り、「ゴルフに打ち込める環境がいい」と通信制の代々木高に進んだ。日本アマ、日本ジュニアのタイトルを目指す選手が多い中、三田は「来年はツアーの予選会を突破するのが目標」とプロへ一直線だ。

 《女子V西沢「プレーに集中」》前半で山本と並びトップに立った西沢は「トップを意識せずに、一つ一つのプレーに集中」し、優勝した。「ボギーを打ってもめげずに取り返せました」と喜んだ。夏の関東大会で、終盤の崩れから2打足りず全国大会を逃した悔しさも晴らした。川崎市育ち。1学年上に今年の女子ツアーで活躍した高久みなみも在籍する明秀学園日立に進学し、日立市の寮に入って練習を続けている。プロのツアーは未体験だが優勝の副賞として来年6月のニチレイ・レディースの出場権も獲得。二重の喜びに「周りに流されず自分のプレーをしたい」と語った。

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2018年12月28日のニュース