女子ゴルフ中止3大会 再度開催要請へ 年明けにも協議

[ 2018年12月28日 05:30 ]

 女子ゴルフの19年の開催が中止扱いとなった試合の主催者が、存続を求め日本女子プロゴルフ協会(LPGA)に年明けの協議を申し入れていることが分かった。

 KKT杯バンテリンを主催する熊本県民テレビの関係者は「放映権問題を後回しにしてでも開催を前提にした話し合いをしたい」と明かした。ミヤギテレビ杯ダンロップの宮城テレビ広報部も「26日に開催を前提とした協議の再開を申し入れました」とコメントした。LPGAは18日に来季日程を発表。放映権帰属の要望に応じなかった日本テレビ系放送局主催の3大会を日程から外した。これを受け、主催者にファン、関係者から継続を求める声が殺到。25日付で選手約70人の連名による開催の「お願い状」も届いた。今後の協議次第では存続の可能性も出てきた。

 一方、主催者団体の日本ゴルフトーナメント振興協会は、近日中にもLPGAに意見書を出す見通し。LPGAが18日の会見で、来季の全主催者が放映権の帰属に合意したかのように主張していたのは事実と異なると指摘。全試合のネット配信についても前提協議が必要との見解を示し、回答を求める方針だ。

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2018年12月28日のニュース