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豊ノ島 勝ち越し決め再十両有力に ケガから2年「こんなに時間がかかると思っていなかった」と涙

大相撲秋場所6日目 ( 2018年9月14日    両国国技館 )

勝ち越しを決めて関取復帰に大きく前進した豊ノ島は、目頭を熱くしてタオルで顔を覆った
Photo By スポニチ

 関取復帰を目指す西幕下筆頭の豊ノ島(35=時津風部屋)が勝ち越しを決め、再十両を有力にした。35歳4カ月での関取復帰が実現すれば、戦後6位の年長記録。

 常幸龍を取り直しの一番で破った。得意の左差しを巻き替えられたが、気迫の上手投げ。花道の途中までなんとかこらえていた涙が、引き揚げ終わるとあふれ出た。目にタオルをあて、壁に頭をつけて目を真っ赤にした。

 もともと三役の常連。幕内だった2年前の名古屋場所前に、左アキレス腱を断裂し2場所全休。そこから幕下での相撲が続いていた。

 「正直、こんなに時間がかかると思っていなかった。何度も辞めようと思ったし、そのつど、周りの支えがあった。相撲仲間にも声をかけてもらったし、家族の支援もありました。嫁と娘に感謝。1人では続いていなかったと思います」

 再起後、2度あった再十両のチャンスもケガに泣かされた。昨年春場所は東幕下2枚目まで上がりながら、右ふくらはぎを肉離れ。今年初場所は東幕下5枚目で左ふくらはぎを肉離れ。翌春場所は西幕下35枚目まで落ち、「ダメなら辞めようと。だらだらやるよりは、と覚悟はあった」。そこから見事に4場所連続で勝ち越した。

 再十両を確実にするためには、あと1番は欲しいところ。「まだ分からないし、星を伸ばすことを意識して頑張りたい」

 この日、昨年春場所5日目以来となる十両での取組で結った大銀杏が、豊ノ島に似合っていた。

[ 2018年9月14日 16:13 ]

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