内村、世界選手権見据え全日本シニアで難度アップ「心を鬼にして」

[ 2018年9月14日 14:37 ]

全日本シニアを前に会見した内村
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 15日の体操の全日本シニア選手権(福岡・北九州市立総合体育館)に出場する内村航平(29=リンガーハット)が14日、会場で調整して会見を行った。

 団体総合の連覇、個人総合のV奪回を狙う世界選手権(10月25日開幕、カタール)に向けて最後の実戦。あん馬、つり輪、跳馬、平行棒で5月のNHK杯よりも難度を上げて臨む中、最もチェックしたいのが跳馬だ。今季の個人総合ではここまで「シューフェルト」を跳んでいたが、今大会は「ヨー2」を跳ぶ。

 昨年の世界選手権予選で左足首を痛め棄権に追い込まれた因縁の種目。「怖さは常にある」としながら、「心を鬼にして練習を積んできた。練習ではあまり失敗していない。それは自信になっている。自信と恐怖心を半々で持っておけば跳べる。前までは恐怖心だけだったけど、今は自信がある」と話した。

 一方、鉄棒の大技「ブレトシュナイダー」については「まったくやる気がない。練習もしていない」と説明。世界選手権で種目別決勝に残ったとしても「やらない」と今季は封印する方針だ。

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2018年9月14日のニュース