錦織“混乱”初戦敗退…会見で目充血「強くなって帰ってきたい」

[ 2015年9月2日 05:30 ]

初戦敗退し悔しそうにコートを去る錦織

テニス全米オープン第1日

(8月31日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 錦織が初戦で姿を消した。男子シングルス1回戦が行われ、第4シードの錦織圭(25=日清食品)は世界ランキング41位のブノワ・ペア(26=フランス)に4―6、6―3、6―4、6―7、4―6で逆転負け。第4セットのタイブレークでは2度のマッチポイントをミスで逃し、競り負けた。昨年準優勝を果たした舞台で屈辱的な結果となった。

 まさかの初戦敗退。記者会見に現れた錦織は、目を充血させていた。「タイブレークを引きずってしまった。(第5セットは)なかなか彼をどう崩していいのか、最後は特に頭に入っていなかった。それが一番の負けた原因」。昨年準優勝し、今年は自身初の第4シードで挑んだ舞台だったが、わずか3時間14分で幕を閉じた。

 リズムをつかめなかった。ペアはまさに予測不能。強力なサーブに加え、ドロップショットやリターンなどミスを恐れず捨て身でガンガン打ってきた。「アグレッシブなプレーヤーで何度も持ち直して、リズムをつくるのが難しかった」と錦織。第2、3セットは相手のミスでどうにか奪ったものの、第4セットのタイブレークでは6―4とマッチポイントを握ったところでフォアハンドが大きく外れた。4連続失点。最終セットの勝率が高い錦織が集中力を乱され、押し切られた。

 勢いは続かなかった。8月はシティ・オープンを制し、続くロジャーズ杯でも4強入りと好調を維持。左でん部痛で大会直前のウエスタン・アンド・サザン・オープンを欠場したが、1回戦の2日前まで2回練習を行うなど、順調に調整してきた。ただ、昨年と違うのは追われる立場となったこと。「バックを集めすぎて、攻めすぎて打っていた。自分がしたいプレーよりも相手の嫌なところを優先して狙っていかないといけなかった」と反省が口を突いた。「言い訳になるが、初戦にはタフな相手だった」と初戦の難しさを思い知らされた。

 次戦はデ杯(18日開幕、コロンビア)に出場予定。その後は楽天ジャパン・オープン(10月5日開幕、有明テニスの森)、上海マスターズ(同11日開幕)と続く。「(ツアーファイナルの)ロンドンに向けて、(残り)数カ月を集中したい」と年間ランク上位8選手が集う最終戦を見据える。4大大会優勝を目標に掲げながら、今季は全豪オープンと全仏オープンのベスト8が最高。「次の試合に切り替えて、来年は強くなって帰ってきたい」。日本のエースに下を向いている時間はない。

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