“錦織2世”西岡、4大大会初勝利!元世界12位を逆転「やりたいことできた」

[ 2015年9月2日 03:55 ]

男子シングルス1回戦、マチューにリターンする西岡良仁

 テニスの全米オープン第2日は1日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス1回戦で世界ランキング128位の西岡良仁(19=ヨネックス)が同80位のポールアンリ・マチュー(33=フランス)をフルセットの末に6―4、2―6、6―7、6―1、6―2で下し、初の2回戦進出を決めた。

 予選から勝ち上がった西岡は、元世界12位のマチュー相手に第1セットの第6ゲームをブレークされ、2―4とリードを許したが、すぐにブレークバック。さらに4―4からの第9ゲームもブレークし6―4で押し切った。

 第2セットは2―3からの第6セットをブレークされるなど主導権を握られ、2―6で落とすと、続く第3セットも第1ゲームをブレークしたものの、リードを守れず。タイブレークの末に失ってしまう。

 しかし、「サードセットを落とした時にはヤバイと思ったけど、体力的には自分の方がある。長い試合になれば自分が有利だと思っていた」の言葉通り、そこから反撃。第4セットを6―1と圧倒すると、ファイナルセットは第5、第7ゲームとマチューのサービスゲームをブレークして押し切り、4大大会初勝利をつかんだ。

 錦織圭(25=日清食品)と同じIMGアカデミーで練習を積んだホープ。今年の全仏オープンでマチューにストレート勝ちした錦織と29日にランチをともにし、助言を受けた。「強いのは知っていたけど、自分も予選3回勝ち上がって自信もあった。自分のやりたいことができた」と胸を張った。

 2回戦は、世界30位で第30シードのトマス・ベルッチ(27=ブラジル)と対戦。ベルッチはジ1回戦でェイムス・ワード(28=英国)を6―1、7―5、6―3のストレートで下した。

 ▼西岡良仁の話 相手も予選を勝ち上がってきた選手なのでチャンスはあると思っていた。四大大会の勝利は初めてなのでうれしい。相手の脚が限界に来ていたので、最終セットは余裕もあった。

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