沙羅 ほろ苦3位「しっくりこないまま終わってしまった」

[ 2015年1月26日 05:30 ]

女子個人第5戦で3位となった高梨沙羅

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子個人第5戦

(1月24日 ドイツ・オーベルストドルフ=HS106メートル、K点95メートル)
 個人総合3連覇を目指す高梨沙羅(18=クラレ)は3位に終わった。1回目が96メートル、2回目が95・5メートルの232・1点で、W杯ポイントは356で首位を守った。ダニエラ・イラシュコ(31=オーストリア)が1回目に最長不倒の101メートルを飛んで245・2点で優勝し、今季初勝利となる通算6勝目を挙げた。

 高梨が力負けした。ほぼ公平な条件にもかかわらず、2回ともK点をわずかに越えての着地にとどまり「いまいち、しっくりきていない」ともどかしそうだった。優勝したイラシュコとは13・1点、飛距離に換算して約6・5メートル差をつけられた。それでも、総合連覇の懸かるW杯ポイントは356で首位を守った。

 ほぼ無風だった1回目は踏み切りのタイミングが遅れて3位。「(失敗を)持ち越さないように飛んだつもり」という2回目も挽回できなかった。「試技は次につながるジャンプができて良い兆候かと思ったが、試合の2回はしっくりこないまま終わってしまった」と首をかしげた。オーベルストドルフでの飛躍は初めてで、前日は「世界中のジャンプ台で飛ぶのが夢の一つ。新しい台で飛べて幸せ」と胸を躍らせたが、ほろ苦い結果に終わった。

 昨季はW杯18戦で15勝を挙げ5試合を残して総合優勝を決めるなど圧倒的強さを誇った。しかし、今季は開幕戦で3位とつまずき、10、11日に札幌で2連勝したものの、波に乗り切れていない。18日の蔵王では悪天候もあり、約2年ぶりに表彰台を逃した。この日は助走路の滑りの感触が「まずまず」だったにもかかわらず、スピードは最速の選手より時速1キロ以上遅かった。

 照準は金メダルを狙う世界選手権(2月開幕、スウェーデン・ファルン)だ。11年は個人6位、13年は個人2位、男女混合団体優勝と個人での頂点はまだない。「一歩前進したり、戻ったり」と試行錯誤を続けるが、ソチ五輪では届かなかった金メダルに向けて、高梨が殻を破ってみせる。

 ▽ジャンプ女子個人第5戦 (1)ダニエラ・イラシュコ(オーストリア)245・2点(101メートル=最長不倒、95メートル)(2)フォクト(ドイツ)237・7点(96メートル、95・5メートル)(3)高梨沙羅(クラレ)232・1点(96メートル、95・5メートル)(9)伊藤有希(土屋ホーム)205・0点(91メートル、84メートル)(11)勢藤優花(北海道・旭川龍谷高)202・2点(93メートル、88・5メートル)(12)岩渕香里(松本大)201・1点(88・5メートル、89メートル) (イラシュコは今季初勝利、通算6勝目)

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