チャン2位 羽生を挑発「ユヅルは首位に慣れていない」

[ 2014年2月15日 05:30 ]

SPで華麗な演技を見せたチャン

ソチ五輪フィギュアスケート男子SP

(2月13日)
 今季が始まるまで金メダル候補の本命だった23歳の世界王者が、先行を許した。世界選手権3連覇中のチャンは、苦手の3回転半ジャンプで着氷が乱れた。成長著しい羽生に3・93点差をつけられ「少しがっかりしたが今季の自己ベストより1点低いだけ。悪くない」と前向きに捉えた。

 ラフマニノフのピアノ曲に合わせたSPの冒頭で4回転―3回転の連続ジャンプを危なげなく決めたが、滑りに硬さが見られた。稼ぎどころの演技点で辛うじて羽生を0・57点上回っただけだった。それでも不本意な演技で89・71点に終わった6日の団体から持ち直し「団体の時の演技から大きく改善された。かなり良くなった」と汗を拭った。

 ライバルへの対抗心を隠さなかった。2つ前で滑った羽生の100点を超えるスコアに「驚いた」と言い、「ユヅルはこういう(首位に立つ)経験に慣れていないはずだ。どう対処するのだろう。僕は滑りに集中する。自分のペースを貫くつもり」と挑発するような発言も出た。

 羽生をわずかに上回った表現力を示す演技点が、フリーでは5項目の得点合計の2倍となる。チャンにとっては演技点をいかに伸ばせるか、そして団体SP、個人種目のSPと、五輪ではまだ完璧に決まっていない3回転半でミスをしないことが逆転への条件となる。「ユヅルは背中にターゲットを背負った。正直、SPは挑戦だった。2位につけるのは好きだし、追いかけるのも好きだ」。フリーでの一騎打ちに向け、世界王者は自信満々の表情で“宣戦布告”を行った。

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