羽生 世界一!日本勢の金メダル第1号 フィギュア男子初

[ 2014年2月15日 04:07 ]

フィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生(中央)。左は銀のパトリック・チャン、右は銅のデニス・テン

 ソチ五輪フィギュアスケートは14日(日本時間15日未明)、男子フリーが行われ、日本期待のエースの羽生結弦(19=ANA)が金メダルを獲得。今大会での日本勢金メダル第1号となった。日本選手のフィギュアスケートでの金メダルは2006年トリノ五輪女子の荒川静香以来2人目、男子は初めて。

 前日のショートプログラム(SP)で世界歴代最高、史上初の100点超えを果たす101・45点で首位に立った羽生はフリーで178・64点と伸び悩んだが、合計280・09点でパトリック・チャン(カナダ)を振り切り、世界の頂点に立った。

 SP11位の町田樹(23=関大)はフリー169・94点、合計253・42で5位。同4位の高橋大輔(27=関大大学院)はフリー164・27点、合計250・67点で6位に終わった。

 羽生は冒頭の4回転サルコーで転倒。続く4回転トーループは見事に決めたが、3回転フリップの着氷でバランスを崩し、両手を付く、まさかのミス。後半のコンビネーションでもミスが出るなど、自己ベストには遠く及ばない得点だった。ただ、最大のライバルと目されていたチャンもミスが多く、フリーでも羽生の得点を上回ることができなかった。

 チャンが275・62点で銀メダル、デニス・デン(カザフスタン)が171・04点で銅メダルを手にした。

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