プルシェンコ引退 古傷の腰痛再発でSP棄権

[ 2014年2月15日 05:30 ]

棄権を申し入れるプルシェンコ

ソチ五輪フィギュアスケート男子SP

(2月13日)
 「皇帝」エフゲニー・プルシェンコ(31=ロシア)は腰の故障のためSP直前に棄権し「フィギュア人生の終わりだと思う。競技人生の終わりでいい演技をしたかった」と引退を表明した。

 12日の練習で4回転ジャンプを跳んだ際に古傷の腰痛が再発。痛み止めを飲んで臨んだが、直前の6分間練習で「3回転半ジャンプを跳んで着氷した時に腰にナイフで刺されたような痛みを感じた」。審判員に棄権を告げ、無念そうな表情でスタンドに手を振った。

 トリノ五輪で金メダル、ソルトレークシティー、バンクーバー両五輪で銀メダルを獲得した。昨年1月に慢性的な痛みがあった腰を手術。同12月のロシア選手権は優勝を逃し、異例のテスト演技会で代表となった。今大会は団体でSP2位、フリーで1位となりロシアの金メダルに貢献。「個人種目は故障を理由に棄権するのでは」との噂があったが「最後まで演技するつもりだった」と反論した。今後については「長い休養が必要だ。それからリハビリを始めて、たくさんのアイスショーで滑りたい」と語った。

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2014年2月15日のニュース