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板倉 “泣くなよ、早い”吉田の叱咤が話題も「麻也くん、俺が累積で次出られないって知らなかったから」

[ 2022年12月4日 05:36 ]

ランニングする(左から)相馬、板倉、田中、酒井(撮影・小海途 良幹)
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 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で決勝トーナメントに進出した日本代表のDF板倉滉(25=ボルシアMG)が3日(日本時間4日)、練習後取材に応じた。

 ――次戦、クロアチア戦は出場停止。
 「次出られないですけどチームを信じている。もう絶対いける気しかしてない。チームのみんながやってくれると信じているので、サポートに回ってしっかり応援したい。僕自身はしっかりリカバリーする必要があるし、みんなが勝ってくれると信じているので、その次の試合でみんなを助けられるような状態に仕上げていきたい」


 ――スペイン戦後のロッカールームで主将・吉田麻也から「滉、泣くなよ、早いぞ!」と励まされたことが話題になった。
 「でもあの時、麻也くん、俺が累積で次出られないって知らなかったから(笑い)」。

 ――試合中に累積で出られないとなって動揺は。
 「イエローカードもらった瞬間に次は出られないと分かってましたけど、でもそこでぶれることはなかった。やるべきことはこのチームを勝たせることだと思っていたので、そこはぶれずに最後まで行った。ただ最後の方にうわ、次出られないなという思いはやっぱり出てきましたけど、変にプレーに影響することはなかった」。

 ――冨安が次は90分出られそう。CB陣に託す思いは。
 「全く心配ないですし、逆に心強い。(冨安が)復帰してくれて次の試合90分できたらチームにとっては素晴らしいこと。(谷口も)前回のスペイン戦が初めてのスタメンであのパフォーマンスができるのは凄いなと思う。相当難しかったと思いますけど。スペイン相手でW杯で。ただああいうパフォーマンスを見せてもらって、僕自身ももっと頑張らないといけないなと思いますし、逆になんの心配もすることなくその次の試合に向けての準備ができる。もちろんサポートしたいし、しっかり応援したいが、コンディション的なところは次に向けてフォーカスして作っていきたい。

 ――涙に詰まっていたものは。
 「基本泣かないんですけどね。試合に負けても泣かないし、あんまり泣けないんですけど。去年で言うとシャルケが優勝して昇格ってずっと目指していてそれが達成できたときですら泣いてなかったので。ただ今回はもちろんうれしかったのはありますけど、それよりは出られない悔しさは、その思いは強かった。新しい壁、今までベスト8に行ったことがなくて、次の試合が勝負になってくる中で、そこで出られない悔しさはあった。試合直後はそれがあって、試合直後、上向きながら、泣きそうだったんですけど、泣くなよ泣くなよって思ってたんですよ。絶対泣かないって思ってたんですけど、最初1発目、(南野)拓実くんかな?が来てくれて、そしたら急に涙が止まらなくなっちゃって。でも今はもう全く次に向けて準備したいと思うし、ここにいるメンバーなら間違いなくやってくれると信じているので、全力でサポートしたい。

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