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堂安 クロアチア戦は「サイドを攻略するチャンスがあるのかなと思う」

[ 2022年12月4日 05:34 ]

板倉(左)とボールを蹴る堂安(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で決勝トーナメントに進出した日本代表のMF堂安律(24=フライブルグ)が3日(日本時間4日)、練習後取材に応じた。

――スーパーサブからゴール。得意?
 結構途中から点取っているんですよね。PSVのときに途中からの時間が増えていて。準備の仕方も変わって分かってきてますし。もちろんサブから行くのは嬉しくはないですけど、26人全員で戦っている大会ですし、今は準備の仕方はだいたい感覚はつかめているので、良くなってきている。

――W杯で1大会3得点は日本人でまだいない。取ったら足跡を残せる。準備は
 個人的な記録はもちろん取れれば嬉しいですけどそれほど今は考えていなくて、2点取ったことも忘れて今日からやろうと思ってトレーニングしてますし、ずはベスト16の壁を越えようという思いの方が強い。

――各国16強に行った選手たちが漫画で描かれている。堂安が日本の代表
 僕が日本の中で点を取っているのでそういう評価をされるのは当然。驚きはない。それを見て特に感情は高ぶらないですし、そこはあんまり関心はないですね。

 ――クロアチアは中盤にタレントがいるだけでなく、左CBのバルディオルの持ち運びをどう遮断するか、どう突破するかも鍵
 素晴らしいタレントなので、ブンデスから見ている選手ですし、それは僕たちも選手同士で話し合っている。真ん中固い選手が多いですし、中盤3人とツーCBは経験のある選手。ただサイドを攻略するチャンスが逆にあるのかなと思う。そこは今日のTトレーニングでいい話し合いはできましたし、ゴールをこじ開けるのは真ん中だけじゃないので、うまくはがせる解決策は見いだせるんじゃないかなと思う。

――クロアチアは前回のファイナリスト
 選手全員が燃えている。どんな対戦相手であれ、ベスト16は全員が体を投げ捨てても戦い抜く覚悟ができているので、本当に楽しみにしていてほしい。ここまで来たら対戦相手は関係ない。全部どの相手も強くなってくる。ドイツスペイン倒した自信を持って臨めるので、全員準備できている。

――ある程度のエゴが力になることもある
 いやもう勝ちたい気持ちそれだけなので、それですかね。これほど勝ちたいと思うことはないですし、この26人プラススタッフで歴史を変えたいという気持ちは本当に強いので、はい。そういう気持ちです。

 ――大舞台が自分を引き出してくれている?
 それは大会が終わってから、全部の結果を見てから自分がどういうパフォーマンスだったか振り返りたいので、今振り返っている時間がないので、もう忘れた過去として向き合ってますけど。終わった時にそうやって皆さんが評価してくれれば嬉しい。

 ――インスタでも発信していた、板倉への思いは
 彼自身が一番悔しいと思うので、落選したメンバーのことについて聞かれたときにもいいましたけど、彼の分まで戦うみたいなことは簡単には言えないですけど、彼が試合を見たときに誇らしいなと思えるような試合を全員でやりたい。彼の力がこれから絶対に必要になってくるので、しっかり休んでもらって、自分たちでつなげたい。

――グループステージと一戦必勝は心持ちが変わる?
 もちろんラスト最後終盤になってくると戦い方が変わると思いますけど、ただ元々グループステージのときから0―0でOKの時間を長くしながら得点を狙っていくのは僕たちのこの大会のテーマというか戦術ではあったのでそれは正直変わらないと思います。これだけ途中出場で結果を出してくれる選手もいますし、素晴らしい選手がいるので、その戦い方は変わらないのかなと思う。

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2022年12月4日のニュース