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16強出そろった!W杯1次リーグ分析 3戦全勝のチームなし…実力均衡目立つ

[ 2022年12月4日 05:05 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会

スペイン戦の試合終了の瞬間、喜ぶ日本代表(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 W杯カタール大会は2日に1次リーグ全日程を終え、16強が出そろった。コロナ下の開催で選手枠と交代人数が増え、11月開幕という異例ずくめの今大会はアジア勢が躍進。32カ国出場制で初めて勝ち点9の国が不在と実力均衡が目立っている。

 ☆アジアが躍進 16強の顔触れは欧州8、アジア3、南米2、アフリカ2、北中米カリブ海1。アジア3は日本と韓国が進出した02年と10年大会の各2を上回り最多。アジアとアフリカは各7勝し、決勝トーナメントを含む両地域の1大会勝利数を更新した。南米2は16カ国の決勝トーナメント制となった86年大会以降最少タイ。

 ☆3戦全勝なし 2勝のポルトガルとブラジルが2日に敗れ、3連勝で勝ち点9の国は出なかった。32カ国出場となった98年以降は全6大会で2カ国以上が勝ち点9を挙げており、全勝なしは初めて。7カ国が1勝1分け1敗の勝ち点4で敗退したのも同じく初めて。3連敗で勝ち点0は前回大会と同じ2カ国で、カタールは開催国初の屈辱。

 ☆相次ぐ逆転 逆転試合は日本の2つを含む8試合で、前回大会の4試合から倍増。スリリングな試合展開が多い。

 ☆得点は前回並み 48試合の総得点は120点、1試合平均2.5点。前回大会の122点とほぼ変わらず。スコアレスドローは大会最多にあと1と迫る6試合。

 ☆得点王争い 3得点が5人、2得点が18人と混戦模様。3戦連発はオランダFWハクポとスペインFWモラタの2人。

 ☆長い試合時間 前後半どちらかに10分以上のアディショナルタイムがあったのが15試合に上った。総試合時間は平均約103分で、最長はB組のイングランド―イランの119分。前半に15分、後半に14分が加えられた。

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2022年12月4日のニュース