「VIVANT」福澤克雄監督「テレビの連ドラには出ない」と噂された役所広司に出演オファーの理由は…

[ 2024年1月15日 13:11 ]

役所広司
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 TBS日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」で監督を務めた同局ドラマ制作部の福澤克雄氏(59)が、14日放送のTBS「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)にVTR出演。15年もの間、テレビドラマに出演していなかった役所広司(68)に出演オファーを出した理由を明かした。

 福澤氏と役所は昨夏、旋風を起こした「VIVANT」でともに仕事をしているが、初めての仕事は2017年の同局連続ドラマ「陸王」だったという。役所にとって、15年ぶりの連続ドラマ出演となった作品だった。

 福澤氏は当時、「テレビの連続ドラマには出ない」とまで噂されていた役所にオファーを出した理由として「“まず、1番の俳優からダメ元で行ってみよう”って。ダメだろうな、テレビなんて出ないだろうなって思ってたら、OK出てビビっちゃって」とダメ元ながらオファーを出したらOKが出たと振り返った。

 そして「低予算のドラマが氾濫しているじゃないですか。何個、作ってんだってぐらい氾濫してて、スタッフも役者も閉塞感を味わってるところがあった」と日本のテレビドラマの現状を憂い「ちゃんとした力を入れたドラマを作って、日本のエンタメが世界に出て行けばいいかなという気持ちがあったから、テレビドラマに出ていただいいたのではないかと思うんですよ」と役所もそういった気持ちがあったから、出演を快諾してくれたのではと推察した。

 この推察に役所は「福澤さんのためですよ。ひょっとしたらTBSを退職するかもしれない。卒業記念になるかもしれないって。これは是非参加したいって思って。どうもTBSは卒業されないみたいで…」と福澤氏のためだったと照れ笑いした。

 その上で「日本の映画は意外と映画大国だと思うんですよ。本数も撮ってるし。でも次の世代を育てるってことはそんなにされて来てないんだなって知りまして、もっともっと日本で才能のある若い方、監督もいるんだけど、そういう監督たちにある種、自由な発想で映画作りをさせる環境を作ってあげられる日本の映画界になればもっと良い作品になると思います」と日本の映像世界の現状について力説。だからこそ、若手育成や低賃金労働問題などを改善する団体「日本版CNC設立を求める会」の活動にも積極的に賛同しているとした。


 

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