仲野太賀　尊敬する役所広司と初共演で「緊張して全然喋れなくて」仲介役となった女優は…

仲野太賀
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　俳優の仲野太賀（30）が、14日放送のTBS「日曜日の初耳学」（日曜後10・00）にVTR出演。尊敬する役所広司（68）と初共演した際の思い出を語った。

　仲野は映画「すばらしき世界」（2021年）で役所と初共演。尊敬する俳優との共演が決まった際は「震えましたね」と身震いしたという。

　そして、いざ共演すると「あまりにも役所さんを尊敬する気持ちが強かったので、たくさん話かけられなかった」と回想。同作では長澤まさみも共演しており、長澤から「役所さんと話した？」と尋ねられたものの「緊張して全然しゃべれなくて…」と正直に打ち明けると、「じゃ私が代わりに聞いてあげる」と仲介役を申し出てくれたという。

　そこで仲野は「最近どんな映画見たか聞いてもらっていいですか？」と長澤に頼み、役所が見た映画を質問。「僕が聞きたいことを長澤まさみさんを通して役所さんに聞くという」と振り返るほど、恐れ多い存在だったとした。

　ただ、実際に撮影が始まると「役所さんの圧巻の演技に圧倒されるんだろうなってことを考えながらクランクインしたんですけど、いざ対峙（じ）してみると刑務所から帰ってきた天涯孤独の元ヤクザの三上さんって人にしか見えなくなってくるんですよ」と役所広司ではなく演じた元ヤクザになりきっていたと驚がくした。

　仲野は「いかに役所さんが役と対話して、役を見つめて三上って役と深いところで共鳴してるんだなって分かるものすごい境地。役を生きて、死ぬまでまっとうすることができる希有な俳優さんだと思います」と改めて役所のすごさを力説した。