役所広司“海外進出”の野望は「1回も誰にも言ったことない」「できれば日本映画の中で頑張っていきたい」

[ 2024年1月15日 12:42 ]

役所広司
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 俳優の役所広司(68)が、14日放送のTBS「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)にVTR出演。日本映画に骨を埋める覚悟を語った。

 役所は昨年、日本とドイツで合作された映画「PERFECT DAYS」で主演を務め、カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した。同作は東京・渋谷にある公衆トイレの清掃員の淡々とした日常を描いた作品で、台詞(せりふ)の少ない清掃員を見事に演じきった。

 演じた清掃員について「彼は沢山の財産を持たずに、でも仕事を一生懸命にやって、帰って銭湯行って風呂入って好きな本読んで音楽聴いて、眠る瞬間は1日に満足して眠ってる感じがパーフェクトなんでしょうけど、こんな生き方もあるんだなって。ちょっと忘れてた生き方だなって」と人生について改めて考えるきっかけになったと語った。

 そして「いろんな雑誌で『PERFECT DAYS』をきっかけに“役所広司、海外進出を狙ってる”みたいなこと書かれたんですけど、1回もそんなこと誰にも言ったことなくて…」と苦笑い。「世界進出」という噂が一人歩きしたと語った。

 役所は世界進出について「『SAYURI』って作品で“1回(世界を)見てみたい”って思って、僕たちがよく見てるハリウッド映画ってどうやって作ってるんだろう?って、撮影現場を見てきたんです」と回想。「結局、こういうカメラがあって、出演者がいて、お芝居することに変わりはなくって」とハリウッドの撮影現場で気付かされたという。

 だからこそ「日本映画で頑張って、それをいろんな国の人が見てくれることを目指した方が近いかな、近道かなって思ったので、この年齢になってできる数の映画は少ないので、できれば日本映画の中で頑張っていきたい」と日本の映画の中で骨を埋める覚悟を口にした。

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