橋下徹氏 自民・政治刷新本部メンバーに複数の裏金疑惑議員「ブラックジョークなのか、コントなのかと」

[ 2024年1月15日 11:08 ]

橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が15日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を踏まえ、党内に新設した政治刷新本部について言及した。

 政治刷新本部のメンバーに就いた複数の安倍派議員が、同派からパーティー収入の一部の還流を受け政治資金収支報告書に記載せず裏金にしていた可能性があることが判明したが、岸田文雄首相(党総裁)は不記載だった議員の交代を否定した。

 岸田首相は、刷新本部の人選について党執行部を中心に中堅、若手の意見も反映させるという観点から選んだとし「特定の派閥がどうこうというのではない」と説明。当該議員を交代させるかどうか問われ「党が一致結束して信頼回復のための議論を行うに当たって、特定の人間を排除するのは適切ではない」と述べた。

 刷新本部は本部長を務める岸田首相を含め計38人で構成。このうち事件の渦中にある安倍派からは、岡田直樹前沖縄北方担当相や野上浩太郎参院国対委員長、藤原崇青年局長、高橋はるみ女性局長のほか、青年局長経験者の佐々木紀氏、女性局長経験者の高階恵美子、上野通子、太田房江、松川るい、吉川有美各氏の最多となる10人が起用されている。

 橋下氏は「人選も人選だけど、もうこれブラックジョークなのか、コントなのかと思ってしまった。人選も人選で本当にもうどうしようもないんだけど、これ(メンバーへの就任依頼を)受けますかね?普通。自分で不記載をやっていたってことが分かっていたら、“私はちょっと刷新本部は入れません”と言うのが政治家」と指摘し、「完全にズレれてますよ、これ。自民党、変わらなきゃいけないって言ってますが、まずは刷新本部を変えないといけないですよ」と見解を述べた。そして、「裏金をつくった経緯を全部告白するっていうんだったら分かりますけど、この人たちが改革案なんか立てられるわけがないじゃないですか」と主張した。

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