唐沢寿明 あの大女優に怒られた過去 舞台で頭真っ白…「無音で“お前ふざけんなよ”っていう感じで」

[ 2023年10月7日 22:13 ]

唐沢寿明
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 俳優の唐沢寿明(60)が7日放送のニッポン放送「KEN RADIO」に出演。かつて舞台で共演した大女優から怒られた経験を明かした。

 来年創立45周年を迎える芸能プロダクション・研音と来年で開局70周年のニッポン放送がタッグを組む同番組。半年間の放送では研音所属の俳優やアーティストが週替わりでパーソナリティーを務め、初回は唐沢が登場した。

 番組では「人生最大のピンチ」として、舞台「マクベス」で女優・大竹しのぶと共演した際のエピソードを告白。劇中の宴の場面で唐沢は玉座に座っていたが、マクベス夫人役の大竹から「あなた、どうしたの?」と話し掛けられたという。その瞬間、「あ!忘れた」とセリフを忘れてしまったことに気付き、とっさに「どうした?」と返答。台本と違う展開に大竹は驚き、その後は「あなた、どうしたの?」「お前こそ、どうしたんだ!」というセリフの応酬になったという。

 「大竹さんが舞台上からみんなを帰して、そうしたら戻ってくる時に物凄い顔をされて、無音でしたけど“お前ふざけんなよ”っていう感じで」と回顧。舞台に1人になり、そこから「台本2ページ分」の独白があるはずだったが頭の中は真っ白。「完全に忘れまして。それで客席を見つめて舞台の前まで出て、シェイクスピアだし夜だから、とにかく上を見て“月よ!見てろ!見てろ見てろ見てろ!!”って叫んで」その場を乗り切ったという。

 その後、無人の舞台では金色の玉座がスポットライトに照らされることに。舞台裏では大竹が「誰か(舞台に)出なさい!」と慌てふためいていたが、「僕は完全にセリフを忘れてるんで。その姿を見て笑いが止まらなくなって、“あんた、笑ってる場合じゃないでしょ!”って言われて」と再び大竹に怒られることになったそうだ。

 舞台裏はドタバタだったが、その日の公演は意外にも観客から好評だったという。「アンケートが一番良かったんですね、素晴らしいと」。無人の玉座のシーンが「マクベスの運命を示唆しているようで素晴らしかった」という声もあったが、「その下に“ただ大竹しのぶさんだけが不自然でした”って書いてあったんです」と唐沢。「その後ひどく大竹さんに怒られましてね。でも忘れたらしょうがないんですよ。人よりも頭が小さいっていうこともありますし」と“小顔ネタ”で笑いを誘い、「今はもう笑い話で。当時から笑い話にしてましたけど」とぶっちゃけていた。

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