「NGリスト」望月記者が司会者声明に反論「リストに従っていないなんて全く信憑性ない」

2度目のジャニーズ事務所会見で司会した松本和也氏
Photo By スポニチ

　2日のジャニーズ事務所会見で、司会を務めた元NHKアナウンサーの松本和也氏が「NG記者リスト」を持っていたことを認めたうえで、リストに従った指名は「していない」と発表したことについて、東京新聞の望月衣塑子記者（48）が自身のSNSを更新。「冒頭からリストの指名記者から当て始め、NGリストの鈴木エイト氏らを最後まで当てないということは確率的にありえず、全く信憑性がない」と断じた。また「登壇した東山氏たちも異論をはさんでおらず、事務所が望んだルールに沿った進行だったことを推認させる」と事務所の関与も疑った。

　望月記者は「これは世界史上最大の未成年への性暴行事件。被害者救済と全容解明の道筋、事務所の責任について取材するのはメディアの責務であり、せめてもの罪滅ぼしだ。松本氏もNHKにいたならばわかるだろう」と、その姿勢に疑問を呈した。

　望月記者と松本氏は会見で「茶番だ！」「いいえ、まったく茶番ではございません」などの応酬を繰り広げていた。

　松本氏は6日に発表した声明で「最初のほうは、生中継のテレビの方を先に指名していました。そのほうがそれぞれの中継放送の時間に間に合い、質問がオンエアされやすいと思ったからです」と説明。またNGリストに載っていた望月記者ら2人の記者については「大声で質問を繰り返し、東山さんや井ノ原さん、弁護士の方がそれぞれその質問に答える場面があったのを確認したため、一社一問の原則に則り、二度と指名はしないことにしました」と記していた。