ジャニーズ会見PR会社 契約金高額もお粗末な情報管理浮き彫りに NGリストをカメラに撮られ

[ 2023年10月7日 05:06 ]

多くの報道陣が駆けつけたジャニーズ事務所の会見
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 ジャニーズ事務所が性加害問題を巡って開いた会見を運営し、特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」を作成したPR会社「FTIコンサルティング」が6日、NGリストについて事務所の指示も了承もなかったとするコメントを改めて発表した。

 FTIは5日にNGリストについて「事務所は作成や運営スタッフへの共有を含め一切関与していない」とした。しかし、一部メディアのニュースサイトに、FTIの担当者が会見の進め方について事務所と調整していたと明かし、そこで確認した方針を基にNGリストを作成したとする記事が掲載された。これを受け、FTIは「誤解を招く回答をした」と訂正した。

 同社はこの日、書面で「弊社担当者が一部報道機関に対して、9月30日に開催されましたジャニーズ事務所さまとの事前打ち合わせに関し、誤解を招く回答をしておりました」と釈明。「ジャニーズ事務所さまから理由いかんにかかわらず特定の記者の質問の排除についてご指示もご承認も一切受けておりません」と事務所の関与がなかったことを強調した。

 浮き彫りになったのは、FTIのずさんすぎる情報管理の実態だ。そもそもNGリストの存在は同社スタッフが会場に持参し、脇に抱えて歩く姿がテレビカメラに映ったことにより発覚。事務所が関与を疑われ、窮地に追い込まれる形になった。テレビ局関係者は「常識では考えられない。リストが発覚したら会見自体の信ぴょう性が問われる。それなのに無防備にカメラの前で持ち歩くなんて、目的は分からないが意図的なものだったのではと言われているくらい」と語る。

 PR業界関係者によると、外資系であるFTIとの契約は相当高額で「2度の会見で1000万円を超えているのではないか。それほどの巨額な費用を取っておきながら、この結果はあまりにもひどい。FTIだけでなく、PR業界全体の信頼に響きかねない問題だ」と厳しく指摘した。

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