TBS、ジャニーズとの関係検証 制作経験者が証言「この1年の間にもジュリー氏を通して圧力が」

[ 2023年10月7日 20:25 ]

東京・赤坂のTBS
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 TBSは7日、同局の報道番組「報道特集」(土曜後5・30)で、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡り、同事務所との関係について社員らの証言をもとに検証した。

 社内調査では報道局や制作担当、編成局編成部の社員や元社員ら80人以上に取材を行った。番組キャスターのフリーアナウンサー膳場貴子が「TBSは、ジャニー喜多川氏の性加害についてBBCが報じた今年4月まで報じてこなかった。その背景には何があったのでしょうか」と前置きし、社員、元社員の証言を紹介。

 ドラマやバラエティーなど番組制作における同事務所との関わりについて「圧力を感じたことは一度もない。忖度を強要されたこともない」と元ドラマプロデューサーが証言する一方、制作経験者からは「気に入らないことがあるとすぐに“タレントを引き上げるぞ”と言うため、企画がガラッと変わるなど振り回された感があった」との声も。制作経験者は「怒らせたらダメ。この1年の間にもジュリー氏を通してキャスティングをめぐる圧力が番組にあった」と話したという。

 “圧力”がありながらも同事務所のタレントを起用する理由は「数字(視聴率)を取りやすいから。そして社内の自分の評価が高まるから」だとした。番組キャスターの同局・村瀬健介氏は「ジャニーズのタレントには人気もありますから、プロデューサーとしてはどうしても起用したくなるわけです。テレビ局とジャニーズの関係は持ちつ持たれつで時にはお互いを守り合うようなこともあるという意見もありました」と証言を紹介した。

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