「Wエンジン」休止状態から活動再開へ チャンカワイ「25周年、一緒にライブができたらなって」

[ 2023年10月7日 18:12 ]

「Wエンジン」チャンカワイ
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 お笑いコンビ「Wエンジン」が7日放送のTBS系「サンドウィッチマンの今日、けじめまSHOW」(後3・30)に出演し、今後のコンビの方向性について話し合った。

 2000年にチャンカワイ(43)えとう窓口(50)によって結成。コントでのカワイの「惚れてまうやろ~!」がウケて人気コンビとなったが、最近ではコンビでの仕事はほぼ皆無だった。

 お互いが仲良しコンビと自負し、一時期は同居しながら同じ夢を追い続けていたが、結果が出ないまま結成8年を迎えたある日、カワイが激怒する出来事が。「私生活でだらしなかったり、いろんなところで怒られたりするのが目立った時期があって」。芸人仲間とファミレスで話をしていた際にその話になり、カワイは「そういう問題が勃発して。“もういい、解散する!”って僕が初めて怒った時があって」と、えとうに怒った過去を明かした。

 周囲の支えもあり、コンビとしての関係は修復できたものの、その後はえとうが番組の企画で、妻とともに千葉県へ転居。カワイは「マネジャーと3人で方向性を決める。“こういう頑張りをする”というプランを立てても、響かなくなっていった」と、えとうの心が離れている実感があったという。さらに決定的だったのは22年の出来事だった。えとうは地元の大分に移住。カワイには事後承諾だった。

 番組は、「今日が人生最後の日だったら、大事な人に何を伝えるか」をテーマに、出演者が大事な人に最後の一言、“結言”を送るというもの。カワイはかつてコンビがよく出ていた小劇場にえとうを呼び、芸人仲間たちが見届ける中でコンビの方向性を尋ねた。カワイは「えとうさんに“Wエンジンのお笑いは好きでしたか?”って聞きたいなって思いました」と質問。「Wエンジンということに対して、かけらも思ってないんだったら、別に屋号も取っていいし、羽根を伸びてばーっとできるんだったら、僕のモヤモヤも消えるし、そのまますっきり人生も終われるし、“えとうさん、頑張ってくれ”って。このモヤモヤの原因を、人生最後と言われたら取っ払いたかったんです」と投げかけた。

 これに対し、えとうは「Wエンジンでやってきた2人のお笑いは、めちゃくちゃ楽しかった。最高やった。宝物と思ってます。まったく汚れなく、自信を持って」と断言。一方で、「2人でめちゃくちゃ仲良かったけど、めちゃくちゃもめたから、さあ漫才、コント頑張ろうとは今、思えるかと言ったら、思えません。それも、超本気です」とも打ち明けた。

 それでもえとうは、解散の意思は示さなかった。「11月くらいに営業で東京に呼んでもらって、すごく僕の中では距離感よく、Wエンジンが難しい話の時にすーっといい方向に向いているなと思っていたふしが勝手にあったので、昔に戻りつつあるやんと」。距離を置いたことで、2人の関係性が修復しつつある実感を口にした。

 関係が冷え切っていた時に迎えた20周年は、記念ライブなどを行わなかった。カワイは「20周年の時にひずみがあったから、僕は20周年しないって言ってた。ネタができるのであれば、25周年、一緒にライブができたらなって思います」と呼びかけた。えとうも大きくうなずいて応じ、「もともとは好きで、僕が組もうと言っているし、25周年という未来が見えているのなら、僕はわざわざ屋号を外したくないし、Wエンジンとして…」。涙声になりながら、「いろんな方にお世話になっているので、裏切らないために2人でもう少し続けられたらなと思います」と宣言した。その後、2人は10年ぶりにコンビでの宣材写真を撮影し、活動再開へ動き出した。

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