フジ解説委員・風間晋氏　広島駅“不審物”騒動、中身は日用品に「安全確保が最優先なんですけれども…」

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　フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が26日、同局の情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。25日正午過ぎ、JR広島駅（広島市南区）に直結する商業施設「エキエ」2階の男子トイレで利用者が不審な紙袋一つが発見され、広島県警がNBC（核、生物、化学）テロ対応専門部隊などを投入したことに言及した。

　紙袋を運び出して調べた結果、中身は食品や日用品で、危険性はないと判断した。山陽新幹線が運転を見合わせ、買い物客や店舗従業員が避難させられるなど、一時騒然となった。広島市では5月19～21日に、先進7カ国首脳会議（G7サミット）が開催される予定。既に警視庁や他府県警の警察官も動員し、駅や市中心部の警戒を強めていた。県警によると、紙袋は小便器の脇に置かれ、中にアタッシェケースがあり、食品や日用品が入っていた。上部を新聞が覆っていたという。持ち主とみられる人物から紛失届けもあった。JR西日本は午後2時40分ごろから山陽新幹線の運転を見合わせ、約1時間40分後に全線で再開した。上下線9本が運休し、43本が最大1時間45分遅れ、約2万2700人に影響が出た。

　風間氏は「安全確保が最優先なんですけれども、社会経済活動への影響というのも本当に大きいですよね。今回のケースではトイレ周辺の防犯カメラ映像をチェックすることによって、紙袋を置いた人を発見して、その前後の挙動を確認することによって本当に危ないのか、そうでもないのか、1つの判断の材料にはできたんじゃないかなと思うんですね。不審物の処理に目が行きがちなんですけれども、やはり警察の総合力、それを発揮してもらいたいなとと思いますね」と自身の見解を述べた。