紅白歌合戦 紅組2年連続勝利 初出場の藤井風 岡山から“ワープ”出場

[ 2022年1月1日 05:30 ]

ピアノを演奏しながら歌う藤井風(撮影・河野 光希)
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 「第72回NHK紅白歌合戦」が31日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、紅組が2年連続で勝利し、対戦成績を33勝39敗とした。改修中のNHKホールから会場を移しての開催。中継での出演が予告されていた初登場の藤井風(24)は、故郷・岡山の実家から登場。史上初となる「自宅での出演」で驚かせた後、会場に姿を現す二重のサプライズ演出で注目をさらった。

 デビュー2年目の新鋭が魅せた。12歳から始めたネットでの歌唱動画配信が歌手活動の原点。その原点に立ち戻る形で、岡山県の実家で「きらり」を演奏した。72回の歴史で、自宅から出演した歌手は皆無。しかし、それでは終わらなかった。

 1曲歌い終え、自らカメラの向きを変えると、一見部屋着のような衣装で、会場の舞台袖から歩いてステージに向かう藤井の姿が。岡山から東京までワープしたような演出に、何も聞かされていない司会陣も、審査員の卓球女子・石川佳純(28)もビックリ。ピアノの弾き語りで「燃えよ」を歌った。

 3月にテレビ朝日「報道ステーション」で歌唱を披露しているが、地上波の音楽番組はこれが初出演。大型新人にふさわしいド派手な演出。司会の大泉洋(48)が「生で聴いたら凄かった!」と興奮するのと対照的に、岡山なまりの素朴な口調で「すんません、来ちゃいました。会いたくて」と笑顔。会場の興奮冷めやらぬ中「よろしく!じゃねぇや、ありがと」と個性的に呼び掛けた。

 2度目のサプライズで大トリのMISIA(43)の「Higher Love」でもピアノ伴奏。白組と紅組の垣根を越えたコラボで締めくくった。

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2022年1月1日のニュース